カリブ海ディズニークルーズは、出発地や航路の選択肢が豊富で、ウォルトディズニーワールドと組み合わせるプランもおすすめです。カリブ海の温暖な気候と美しい海を背景に、乗船した瞬間からディズニーの夢と魔法の世界に没入できます。
本記事では、カリブ海ディズニークルーズの特徴や航路・予約の流れ・費用・実際の口コミまで詳しく紹介します。初めての方でも安心して準備できるよう、注意点やおすすめポイントもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
カリブ海ディズニークルーズの特徴とは?

カリブ海ディズニークルーズは、西カリブ海・東カリブ海・南カリブ海など、航路と寄港地の多彩さが特徴です。3〜5泊の短期クルーズから7泊の定番コースまで多彩な選択肢があり、年間を通じて温暖な気候で安定しているため、季節を選ばず楽しめます。
クルーズで訪れるプライベートアイランドへの上陸は、ディズニークルーズのゲストだけに与えられた特別な体験です。プライベートビーチでは、この島ならではのキャラクターグリーティングも行われます。
プライベートアイランド「キャスタウェイ・ケイ」に寄港
キャスタウェイ・ケイは、ディズニーのプライベートアイランドで、ディズニークルーズの乗客だけが上陸できる特別な島です。ビーチでは無料のビーチチェアやタオル・シュノーケリング用具のレンタルが可能で、手ぶらでも快適に過ごせます。
朝から夕方まで滞在できるため、南国の楽園でゆったりとした時間の流れを満喫できます。
船内で本格ミュージカルショー
船内のシアターでは、ブロードウェイスタイルのミュージカルが毎晩上演されます。舞台装置や照明・音響設備はテーマパークと同等のクオリティを誇る本格的なものです。
ショーの内容は航海日数に合わせて異なる演目があるため、飽きる心配はありません。事前予約の必要はないですが、人気の時間帯は早めに席を確保した方がよいでしょう。
食事とエンタメ込みのオールインクルーシブ
クルーズ料金には、滞在中の全ての食事とエンターテイメントが含まれています。夕食は毎晩異なるテーマのレストランを利用する、ローテショナル・ダイニングを採用しており、キャラクターが登場することもあります。
船内のビュッフェレストランやアイスクリームスタンドは、営業時間中いつでも利用できるため、小さな子供連れでも気軽に食事可能です。
カリブ海ディズニークルーズの航路は3種類

カリブ海を巡るディズニークルーズには、以下の3つの主要航路が設定されています。
- バハマ
- 東カリブ海
- 西カリブ海
順番に解説します。
バハマ
バハマ航路は3泊または4泊の初心者に利用しやすいコースです。フロリダのポートカナベラルを出発し、バハマの首都ナッソーとキャスタウェイ・ケイに寄港します。
ナッソーでは歴史的な街の散策やビーチアクティビティを楽しめます。船内での時間が比較的多いため、船内施設やショーをゆっくり楽しみたい方におすすめの航路です。
東カリブ海
東カリブ海航路は7泊8日の日程で、セントマーティン・セントトーマス・トルトラといった複数の島々を巡ります。各寄港地では透明度の高い海でのシュノーケリングやダイビングなどが楽しめます。
寄港地ごとに異なる文化や景色など、カリブ海の多様性を実感できる航路です。航海日数が長い分、船内でのアクティビティやショーを余すことなく楽しむ時間があります。
西カリブ海
西カリブ海航路は、メキシコのコスメルやジャマイカ・ケイマン諸島といった寄港地を訪れます。コスメルではマヤ文明の遺跡観光、ジャマイカでは滝登りやラフティング、ケイマン諸島では透明度抜群の海でのシュノーケリングが人気です。
寄港地での過ごし方が多様なため、アクティブ派の方にも、ゆっくり観光したい方にもおすすめできます。
カリブ海ディズニークルーズの費用

カリブ海ディズニークルーズの費用は、航路や客室タイプなどを基準に幅広い設定があります。
航路と客室タイプ別の料金目安は以下の通りです。
| 航路 | 泊数 | インサイド | オーシャンビュー | ベランダ |
| バハマ | 3泊 | 約11万円〜 | 約20万円〜 | 約25万円〜 |
| バハマ | 4泊 | 約20万円〜 | 約25万円〜 | 約30万円〜 |
| 東カリブ海 | 7泊 | 約20万円〜 | 約50万円〜 | 約60万円〜 |
| 西カリブ海 | 7泊 | 約20万円〜 | 約50万円〜 | 約60万円〜 |
※為替レートの影響により、実際の支払額は変動する可能性があります
※2025年10月の為替レート(152円/ドル)で計算
年末年始や夏休み期間などの繁忙期には料金が高騰する傾向があり、閑散期の9月から11月は比較的安価に設定されています。
カリブ海ディズニークルーズで乗船できる船の種類

カリブ海航路では、主に下表の5隻が運航しています。各クルーズ船はそれぞれに独自の魅力を持っており、選ぶ船によって異なる体験ができます。
カリブ海航路の主な船の特徴は以下の通りです。
| 船名 | 就航年 | 主な特徴 |
| マジック | 1998年 | 最初のディズニークルーズ船・アクアダンク搭載 |
| ドリーム | 2011年 | アクアダック搭載・デッキパーティや花火の機会が多い |
| ファンタジー | 2012年 | ドリームの姉妹船・デッキパーティや花火の機会が多い |
| ウィッシュ | 2022年 | アクアマウスを船上初搭載・アナ雪のテーマレストラン |
| トレジャー | 2024年 | ウィッシュの姉妹船・大型パペットが登場するショー |
船ごとに異なるテーマを象徴するキャラクターがデザインされた船尾は、撮影スポットとして人気があります。
カリブ海ディズニークルーズ予約の流れ

カリブ海ディズニークルーズの予約は、公式サイトまたは認定旅行代理店を通じて行います。人気の日程や客室は早期に満席になるため計画的な準備が必要です。公式サイトでは1年前からの予約を推奨しています。
航路・日程・客室タイプを選んで予約
予約の最初のステップは、希望の航路・出航日・客室タイプの選択です。客室には(インサイド・オーシャンビュー・ベランダ・スイート/コンシェルジュ)の4つのカテゴリーがあり、インサイドが最も低価格の設定です。
公式サイトでは空室状況と料金をリアルタイムで検索できます。無料の会員登録をすれば、「ミッキーネット」でも同様に空室状況・料金の検索が可能です。
予約金を支払い予約確定
希望の航路と客室を選択後、予約金を支払うことで予約が確定します。予約金は総額の一部で通常は20%程度が目安ですが、航路や時期によって異なります。支払い方法はクレジットカードが一般的です。
予約確定後には、予約番号と詳細情報が記載された「予約確認書」が届きます。キャンセルポリシーは出発日までの日数によって異なりますが、直前になるほどキャンセル料が高くなるため注意が必要です。
出発90日前に残金支払い
予約金の支払い後は、出発の90日前までに残金を支払います。支払い期限を過ぎると予約が自動的にキャンセルされる可能性があるため注意しましょう。すべての決済が完了すれば、クルーズチケットの発行とともに乗船に必要な書類が揃います。
なお、標準的な支払期限は出発の90日前ですが、泊数・航路・時期により出発120日前が支払期限になるケースがあります。さらに祝日の出発や一部の特別航路では支払期限が前倒しになる場合があるため注意が必要です。
オンラインチェックインとESTA取得
出発の30日前からオンラインチェックインが可能になります。公式サイトにて、パスポート・ESTA・緊急連絡先など必要事項を登録します。オンラインチェックイン完了後に表示される「ポートアライバルフォーム」は乗船日に提示できるよう印刷して保管しましょう。
アメリカ国内の港から出港するクルーズや、寄港地にアメリカが含まれる場合は、ESTA(電子渡航認証)が必要です。米国税関・国境警備局公式サイトにアクセスし、遅くとも出発の72時間前までに申請を完了する必要があります。
寄港地ツアーや船内アクティビティを事前予約
出発の75日前には、寄港地ツアーや船内レストランなどの予約が可能になります。人気のツアーやレストランは、予約開始のタイミングをしっかり確認して、早めに手続きを済ませましょう。
たとえば、パロやレミーなどの高級レストランは、記念日や特別なディナーにぴったりです。スパトリートメントはゆっくりリラックスしたい方に人気があります。公式アプリから予約できるため、すぐにアクセスできるよう準備しておくと安心です。
カリブ海ディズニークルーズの口コミ

カリブ海クルーズでは、実際に乗船した旅行者から船内体験や寄港地での過ごし方についてリアルな声が寄せられています。
実際に寄せられた口コミ内容を以下でご紹介します。
マジック号5泊カリブ海クルーズ
マジック号でバハマを巡る5泊クルーズの様子をまとめた動画では、次のような感想を述べています。
「フロリダ・フォートローダーデール発ディズニー・マジック号、カリブ海クルーズ5泊。コスメル&キャスタウェイ・ケイへ行く旅程です。コロナ規制があった時には見れなかったデッキパーティーが復活していて最高でした!出航パーティー・パイレーツナイト・花火も見れて感動。タオルアニマルも毎日違っていて楽しかったです」
ウィッシュ号で初カリブ海
2022年デビューのウィッシュ号で、初めてのカリブ海クルーズを体験した家族は以下のような口コミを寄せています。
「初めてのカリブ海クルーズだったんですが、想像以上に楽しくて感動!途中、ディズニーのプライベートアイランド「キャスタウェイケイ」にも寄港して、ビーチ遊びも満喫しました。船内のイベントも盛りだくさんで、さすがディズニー!というクオリティの高さに驚きっぱなしの旅でした」
カリブ海ディズニークルーズ乗船時の注意点

カリブ海ディズニークルーズを快適に楽しむためには、以下の3点に注意が必要です。
- アルコールや有料レストランは追加料金がかかる
- 寄港地ツアーは事前に予約を済ませる
- 6~11月はハリケーンで航路変更の恐れがある
順番に解説します。
アルコールや有料レストランは追加料金がかかる
ディズニー・クルーズラインで提供されるアルコール類は、船内全エリアのほか、キャスタウェイ・ケイでも有料となります。また、パロ・レミー・アンシャンテなどの大人専用レストランでも、1人あたり50〜125ドル前後の料金がかかります。
さらに、スペシャルティコーヒー・ボトルウォーターなど、アルコール以外の一部の飲み物にも有料のものがあるので注意しましょう。
寄港地ツアーは事前に予約を済ませる
人気の寄港地ツアーは予約開始直後に満席になることが多く、当日申込では希望のツアーに参加できない可能性があります。特にキャスタウェイ・ケイでのレンタル自転車やカバナは早期予約が必須です。
予約は公式アプリから簡単に手配可能で、乗船3日前までなら変更やキャンセルも可能です。また、ツアーを申し込む際には、様々なリスクを避けるため、必ず公式ツアーを選びましょう。
6~11月はハリケーンで航路変更の恐れがある
カリブ海では6〜11月はハリケーンシーズンに該当し、特に8〜10月がピークとなります。この時期のクルーズに申し込む際は、悪天候による航路変更の恐れがあることを理解しておく必要があります。
ハリケーンシーズンは料金が安く設定されていることが多く、予算を抑えたい方には魅力的ですが、リスクを避けたい方には乾季の利用がおすすめです。
まとめ

カリブ海ディズニークルーズは、就航するクルーズ船の種類が豊富で、航路もバラエティに富んでいます。クルーズ船ごとに異なるテーマやストーリーが存在し、アトラクション・エンタメ・レストランなども独自のものです。
航路は主に3種類あり出発地もさまざまで、ディズニー・クルーズラインのゲストだけが上陸できるキャスタウェイ・ケイにも寄港します。出発地次第でクルーズの前後にWDWを楽しむことも可能です。
ぜひ本記事を参考に夢と冒険のディズニークルーズを実現してください。
